側枝 1

かなり昔の話、診断は確か残髄炎だったか?

 

ワタシが大学卒業した年、臨床経験1年未満。側枝があるなんて全く知りませんでした。

初診時

 

1972年(昭和47年) 8月23日

ポイント試適時 

初診より3日目

 

1972年(昭和47)8月26日

根充時 

ポイント試適より6日目 側枝から根充剤逸出「これは、なんだ!」とワタシ

1972年(昭和47年) 9月1日


根充から約4カ月後 逸出した根充剤が移動している

 

1972年(昭和47年) 12月8日

根充後 約8カ月後

根尖にシャッテン?

経過はここまでしかありません。

1973年(昭和48年) 5月8日



側枝 2

側枝があるなんてわかっていませんでした。

今見ると、この小臼歯2根管みたいですね?知りませんでした!

 

マー、しかし10年後無事だったようです。

初診時、

2001(平成13年)6月18日

根充時 初診から1週間後

側枝方から根充剤逸出しています。

 

 

 

2001年(平成13年)6月25日

根充後 約10年

側枝から逸出した根充剤は吸収され消失しています。このレントゲン像見ると、前2枚で遠心にシャッテンあるように見えますが

2011(平成23年年) 9月12日



側枝 3

初診時 根近心にシャッテン

1998年(平成10年)6月1日

根充日時不明  根充後約3か月後

 1998年(平成10年)10月12日

初診より約2年後 シャッテンほぼ消失

2000年(平成12年)8月5日

初診より約5年後

 

2003年(平成15年)4月26日



側枝 4

初診時 

2012年(平成年24年)8月25日

根充時 初診より6日後

側枝、根外に根充剤入る

2012年(平成24年)8月31日

根充後 約4年後 シャッテンほぼ消失

 

2028 年(平成年)3月15日



側枝 5

側枝は根尖近くに多いです。この症例では根中央部にあります。10年以上の経過観察あります。

初診時

根尖にはシャッテンありませんが、根近心にシャッテン。

2006年(平成18年) 10月21日

根充時

側枝に根充剤入っています。

2006年(平成18年) 11月10日

根充から約13年後

 

2019年(令和1年) 9月10日



 側枝 

近心に明らかに側枝によると思われるシャッテンを認める。根充時の像に近心にも側枝あるようにみえます。

そう言う目で見れば初診時のレントゲン像、近心にもシャッテンあるようにも見えます。

初診時 根尖遠心にシャッテン

 

2002年(平成14年) 9月24日

根充時 初診より6日後

近心にも側枝?

2002年(平成14年) 9月30日

根充後 約一年後 

シャッテン僅か拡大?

2003年(平成15年) 11月11日

根充後 約4年後

シャッテンほぼ消失

2006年(平成88年) 5月日



 側枝 7

真っ黒けなシャッテン。15年後シャッテンは完全に消失。

初診時の画像ありません。根充後何カ月か?ワタシの卒業年なので根充後6カ月以内。

1972年(昭和47年) 10月19日 

根充後 約3年

 

1975年(昭和50年) 9月10日

根充後 約5年後

2次カリエスでクラウン再製

 

1978年(昭和53年) 1月18日

根充後 約15年後

右端の歯です。5番は抜歯

1987年(昭和62年) 3月12日



 側枝 8

何の変哲のない感染根管例、根充時根充剤の逸出が認められる。側枝から?

初診時

 

1999年(平成11年) 5月31日
根充時 初診より1週間後、根近心に根充剤逸出。側枝?
1999年(平成11年) 6月7日
根充後 約7年後 逸出した根充剤は完全に吸収されている。
右から3本目ではありません。2本目です。
2006年(平成18年) 7月18日


 その他 9

画像悪いですが、近心根管湾曲 ステップがついている。

昔の事で、詳細不詳 根管は見つけたようだが、ファイルを折れこました模様。

約21年後 折れこんだファイルが見えません?まさか、吸収?


ポイント試適時
2001年(平成13年) 10月27日
根充時 ポイント試適3日後
2001年(平成13年) 10月30日

時期 不詳

シャッテン縮小

根充後 約21年後
2022年(令和4年) 3月28日


その他 10

ポイント試適までは順調だが、根充時ガッタパーチャーポイント根尖から大きく逸出。

根充後約2年にはシャッテンほぼ消失、根充後7年間は安定するが、根破折にて抜歯に至った症例

初診時

2015年(平成27年) 3月9日

 

根管長測定

2015年(平成27年) 3月9日

ポイント試適時

2015年(平成27年) 3月9日

根充時 ポイント試適から4日後 明らかにガッタパーチャーポイント根尖から逸出

2015年(平成27年) 3月14日


根充後 約2年後

2017年(平成29年) 9月16日

根充後 約7年後

2022年(令和4年) 1月11日

根充後 約7年年後

歯根破折、抜歯となる

2022年(令和4年) 4月11日



 側枝11

 

初診時のレントゲンでも、明らかに近心よりにシャッテン認めますが、そんな事はあんまり考えていないで根充しました。

 

初診時

2016年(平成28年)8月5日

根充時

2016年(平成28年)8月5日

根充後 約3年後

2016年(平成28年)8月5日



 側枝 12

 

初診時や根充後の写真はありません。根充時の写真しかありません。

口腔解剖学の教科書に出てくるような、根尖付近に多くの側枝を認めます。



 側枝 13

初診、根充時の写真だけで、根充後のレントゲンない、異なる4症例です。

右側の上下、2症例、初診時の写真では側枝の存在ははっきりしません。根充後気がついた症例。画面をクリックすると、拡大写真が見られます。